結婚を控えている女性や将来の妊娠を考えている女性にとって、「ブライダルチェック」は重要な検診
の一つです。この検診は、妊娠しやすい体かどうかや、妊娠・出産に影響を与える病気がないかを
確認するための婦人科の検診です。
目次
1. ブライダルチェックは受けた方がいいの?
2. ブライダルチェックの内容
3. 診療内容具体例
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ブライダルチェックは受けた方がいいの?
こんな方は、ブライダルチェックを検討してみてください。
- ①結婚/妊娠前の準備として
将来、妊娠を希望する方は、検診結果を確認することで、妊娠したときに胎児に影響をおよぼすよう
な病気にかかっていないかチェックすることができます。 - ②パートナーと新しくお付き合いをはじめた方
結婚の予定は今のところない場合でも、新しくお付き合いをはじめた方がおり将来を考える場合には
自分のライフプランも検討するために検査をおすすめします。 - ③婦人科検診全般の検査を受けたい方、特に性感染症も気になる方。
性感染症は不妊の原因にもなりますので、すこしでも気になることがある場合にはチェックされること
をおすすめします
ブライダルチェックの内容
ブライダルチェックでは、以下のような検査が行われます
「子宮や卵巣の疾患の有無の確認」
子宮筋腫や卵巣嚢腫などの病気がないかを調べます。これらの疾患は妊娠を妨げる原因になる
ため、早期発見が重要です。
「ホルモンの異常の検査」
妊娠の障害となるホルモンの異常を確認します。ホルモンバランスが乱れると、排卵障害や不妊
の原因となるため、ホルモンの状態をチェックすることは大切です。
「性感染症検査」
クラミジアや淋菌、カンジダ、トリコモナスなどの性感染症の有無を調べます。これらの感染症は、
不妊や妊娠中の合併症の原因になるため、事前に治療する必要があります。
「血液検査」全身の健康状態を確認します。
「女性ホルモン分泌検査」ホルモンバランスの確認を行います。
「内診・超音波検査」子宮や卵巣の状態を詳しく調べます。
最近では、カップルで受けられるブライダルチェックもあり、男性の性感染症検査や精液検査などが
含まれるプランも提供されています。
診療内容具体例
日本でブライダルチェックを受ける場合、料金や診療内容は医療機関によって異なりますが、
一般的な内容と料金の例を以下に示します。
「基本コース」
費用:約2万円程
「検査内容詳細」
内診:子宮や卵巣の位置と大きさ、痛みの有無を確認します。
- ●経腟超音波検査:子宮筋腫や卵巣嚢腫などを発見します。
- ●子宮頸がん検査:子宮頸部から細胞を採取し検査します。
- ●おりもの検査:クラミジアや淋菌、カンジダ、トリコモナスなどの検査を行います。
- ●感染症検査:B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIVの検査を行います。
- ●風疹ウイルス抗体検査:妊娠初期に感染すると先天性風疹症候群のリスクがありま
す。抗体が不十分な場合はワクチン接種をお勧めします。
ブライダルチェックを通じて、自分の健康状態を把握し、安心して妊娠・出産に臨めるよう準備
しましょう。
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