イチから教えて!不妊治療のこと

初診と不妊検査

初診の流れ

不妊治療を始める最初のステップは初診です。この段階では、医師による問診が行われ、現在の状
況や過去の病歴、妊娠歴について詳しく聞かれます。また、必要に応じて基本的な検査が行われ、
治療の方向性が決まります。

• ● 受付: クリニックに到着後、受付を済ませます。
• ● 問診: 医師が詳しく話を聞き、今後の治療方針を相談します。
• ● 検査: 血液検査や超音波検査が行われます。

初診では、以下の情報が重視されます。

• ● 生理周期と月経日数: 正確な生理周期の把握が重要です。
• ● 妊娠・出産・流産歴: これまでの妊娠や流産の経験が治療に影響します。
• ● 過去の治療歴と持病: 他の治療歴や現在の健康状態も考慮されます。

不妊検査の詳細

不妊の原因を特定するために、女性と男性の両方に対して様々な検査が行われます。

女性の検査

• ● ホルモン検査: 血液検査でホルモンの状態を確認します。特に、FSH、LH、プロラクチン、エ
  ストロゲン、プロゲステロンなどが調べられます。
• ● 超音波検査: 子宮や卵巣の状態を画像で確認します。特に、卵巣の中の卵胞数や子宮内膜
  の厚さが重要です。
• ● 卵管造影検査: 卵管の通りを調べます。造影剤を使用して、X線で卵管の通り道を確認しま
  す。

男性の検査

• ● 精子検査: 精子の数や運動性を調べます。精子の量、形、運動能力が評価されます。
• ● 感染症検査: 感染症の有無を確認します。例えば、クラミジアや淋病などが検査対象です。

不妊検査はカップルの状態を正確に把握するために非常に重要です。これにより、最適な治療法を
選択するための基礎データが得られます。

治療の種類

検査結果をもとに、具体的な治療が始まります。治療法は、検査結果とカップルの状態により異なり
ますが以下に代表的な治療法を紹介します♪

タイミング療法

排卵日を特定し、そのタイミングで性行為を持つことで妊娠を目指す方法です。比較的初期段階で
行われます。

• ● 大腸内視鏡検査(コロノスコピー): 大腸の内部を観察し、ポリープや腫瘍の有無を確認しま
  す。
• ● 便潜血検査: 便中の血液を検出し、早期の大腸がんを発見するのに役立ちます。

大腸がんのサインとしては、以下のような症状があります

• ● 排卵誘発剤の使用: 排卵を促すために、クロミフェンなどの薬剤が使用されることがありま
  す。
• ● 排卵日特定: 超音波検査や基礎体温測定で排卵日を特定します。

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人工授精

洗浄・濃縮した精子を直接子宮に注入する方法です。精子が子宮に到達するまでの障害がある場
合に行われます。

• ● 精子の準備: 採取した精子を洗浄し、運動性の高い精子を選びます。
• ● 注入プロセス: 排卵日に合わせて、選ばれた精子を子宮に注入します。

体外受精

顕微授精 体外で精子と卵子を受精させ、受精卵を子宮に戻す方法です。最も成功率が高い方法と
されています。

• ● 卵子の採取: 排卵誘発剤を使用して複数の卵子を育て、採取します。
• ● 体外受精: 採取した卵子と精子を体外で受精させます。
• ● 胚移植: 受精卵を子宮内に戻します。顕微授精の場合は、精子を直接卵子に注入します。

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不妊治療中のサポート

不妊治療中は、精神的・肉体的に負担がかかることが多いため、適切なサポートが重要です。
カウンセリング 治療の過程で感じる不安やストレスを軽減するために、専門のカウンセラーによるカ
ウンセリングを受けることが推奨されます。

• ● 心理的サポート: 不妊治療に伴う精神的なストレスを軽減するためのサポートが提供されま
  す。
• ● 情報提供: 不妊治療に関する情報や治療の進捗についての説明が行われます。

不妊治療はカップルにとって大きな挑戦です。互いの気持ちを理解し、支え合うことが大切です。お
互いの気持ちを理解し治療法の選択や進捗についてコミュニケーションを取りながら納得のいく方法
を選んでください。

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